蓄電池の種類と選び方

蓄電池の種類と選び方

太陽光発電システムを導入している方、もしくは検討している方はほとんどが蓄電池も気になるとおもいます。そんな方のために、ここでは蓄電池の種類と選び方についてまとめています。

蓄電池の種類

蓄電池の種類

私たちが日常で使う蓄電池には大きく3種類あります。

  • リチウムイオン蓄電池
  • 鉛蓄電池
  • ニッケル水素電池

このうちわたしたちが太陽光発電の蓄電池で使うのは、主に「リチウムイオン蓄電池」と「鉛蓄電池」になります。ここではその2つの特徴を説明します。

リチウムイオン蓄電池

スマホやノートパソコンなどに使われている蓄電池で、繰り返しの充放電に強く、エネルギーロスが少ない特徴があり、現在最も研究・開発が進んでいる蓄電池と言えるでしょう。

満充電から放電を1サイクルとした場合、リチウムイオン蓄電池は6,000~10,000サイクルほどは使える、と言われています。1日1回充放電すると考えると、15~20年は持つと期待できます。(※環境や使い方によって寿命は大きく変動します)

また自治体から補助金を交付されるのはリチウムイオン蓄電池のみなので、比較的お得に導入できます。

鉛蓄電池

長年自動車のバッテリーなどとして使用されてきた実績があり、低価格で使いやすい、過充電に強い、比較的長寿命、というメリットがあります。
満充電から放電を1サイクルとした場合、鉛蓄電池は3,000~4,000サイクルほどは使える、と言われています。

ただし、長期的に見た場合、1サイクルあたりのコストはリチウムイオン電池の方が高額になることもあります。
またリチウムイオンよりもエネルギー効率が低い、寿命が短い、サイズも大きくなりがちというデメリットもあります。使用環境や状況に合わせて最適なものを選ぶようにしましょう。

蓄電池の選び方

蓄電池を選ぶ際にはいくつかのポイントに注目して選びましょう。ここでは特に着目すべき2つのポイントに絞って説明します。

蓄電容量

蓄電容量が小さいと充放電の回数が増え、蓄電池の寿命に影響を及ぼします。それなら大容量を、としたいところですが、リチウムイオン電池の場合1kWh違うだけで20~30万円ほど価格が変わってきます。当然ですが、電気使用量と予算のバランスを考えて選ぶ必要があります。

たとえば、4人家族で蓄電池を使用するなら、5~7kWhほどの容量があれば十分と言えるでしょう。もちろんエアコンやテレビをつけっぱなしにしたり使い方によって異なるので、まずは毎月の電気代を見返すところから始めてみてください。

保証内容

蓄電池は長年使うもの。当然保証がついています。しかしメーカーによって保証内容が異なることもあります。

具体的に、

  • 機器保証:説明書や注意書きに従った上で故障した際に補償
  • 出力保証:10年以内に容量が60~70%を下回ったときに補償(※)
  • 災害補償:台風や火災などの災害で破損・滅失した際に補償

などがあります。

※期間や容量はメーカーによって違うので要確認

蓄電池のメーカー保証のほかに、施工業者独自の保証(施工保証など)がついていることもあるので、「どこでお願いしても同じ」と思わずに必ず複数社で見積りを出して比較するようにしましょう。

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